モルディブ旅行に行く前に知っておきたいチップの相場と渡す場面を解説!
日本にはなくて海外ではあるチップ文化。旅行の際にチップの準備をしていなくて、サービスパーソンと微妙な空気になった方ももしかしたら多いのではないでしょうか。
日本人には馴染みがない文化ですが、海外では当然のマナーです。チップを渡すべき場面で失敗をして恥ずかしい思いをしてしまわないように、モルディブにおけるチップ文化について解説していきます。
モルディブではサービスパーソンはチップをもらえる前提の給料が支払われる
現在のモルディブにはチップの習慣がありますが、もともとモルディブにチップ文化はありませんでした。海外旅行者の増加に伴い徐々にチップ文化が浸透して、現在では従業員の給料はチップをもらえる前提で少な目に支払われます。仕事のパフォーマンスがそのまま収入に直結するので、質の高いサービスを提供してチップをもらうという循環が従業員のモチベーションにつながっています。
もちろん、プロとしての意識をもって質の高いサービスを常に提供してくれるサービスパーソンが多いですが、彼らも人間なのでチップの金額が高いお客様にはより上質なサービスをしたくなりますよね。気の利いたサービスを受けた時は、少し多めにチップを渡すようにしましょう。
支払いにサービス料が含まれている場合は渡さなくてもOK
チップ文化のあるモルディブですが、リゾートによっては利用料金にあらかじめサービス料が含まれていてチップを渡さなくても良いシステムがあります。このような場合はチップを渡さなくても失礼にはならないので、特に感銘を受けた質の高いサービスに対してだけチップを渡すようにしましょう。
また、日本人がチップ文化に馴染みがないことは有名です。万が一チップを渡すべき場面でわたさずに通り過ぎてしまっても、理解を示してくれることもあります。一般的ではありませんが、あまり気負いすぎず「今はチップを渡すタイミングですか?」と直接聞くのも手段の一つです。
チップは紙幣で金額が見えるように渡すのがマナー
チップは渡し方にも決まったマナーがあります。下記の事に気を付けて、旅行に行く前からチップの準備をしておきましょう。
- チップは紙幣が一般的
- チップを渡す際は財布からではなくポケットから直接紙幣を渡す
- モルディブでは米ドル紙幣が万能
- 金額がわかるように渡す
- 金額は1ドルが基本
チップは基本的に紙幣をポケットから出して渡します。ポケットのなかで紙幣を数えて、相手の目を見ながらありがとうと伝えて手渡しましょう。財布から紙幣を取り出すのはスマートではありません。事前にポケットにチップ用の紙幣を準備しておきましょう。この際、何か紙に包んだりせず紙幣がむき出しの状態で渡すのもチップのマナーです。
チップの相場は1米ドル
モルディブには独自の通貨であるルフィヤという通貨があります。ただし、リゾートによってはむしろルフィヤが利用不可で米ドルのみ利用可能という場合もあります。逆に、米ドルはモルディブ全土で利用可能なのでチップを渡す際は米ドル紙幣で渡しましょう。
チップの金額はモルディブにおいては基本に1ドルで十分です。良く例に上がる場面でいえば、次のような金額を渡しておけば失礼にはあたりません。
- ポーター(荷物持ち)には、スーツケース×1ドル
- 部屋付きのコンシェルジュには宿泊日数×1ドル
- ベットメイクのスタッフには、利用するベットの数×1ドル
上記を基本に、特にうれしいサービスを受けた際は多めにチップをわたすようにしましょう。
まとめ
モルディブにはチップ文化があり、サービス料があらかじめ含まれている場合を除いてチップを渡すのがマナーです。金額は1ドルがベースで、ポケットから直接紙幣を取り出して渡すのがスマートなチップの渡し方です。
日本人はチップに慣れていないということは多くのサービスパーソンが知るところです。心配しすぎずに、ポケットに米ドル紙幣を準備したら後は旅行を全力で楽しみましょう。