モルディブ旅行に行く前に知っておきたい!時差ぼけの原因と対策方法
モルディブに限らず、海外旅行に行くときに時差ぼけを気にする人は多いのではないでしょうか?
「モルディブと日本との時差はどれぐらいなの?」
「時差ぼけが大変とは聞くけど、対策方法はあるの?」
モルディブ旅行を考えられている人なら、モルディブとの時差や時差ぼけについて気になると思います。
今回は、モルディブの時差と時差ぼけの対策方法について解説していきたいと思います。
時差ぼけのメカニズム
時差ぼけとは、「時差症候群」(じさしょうこうぐん)や「jet lag」(ジェット ラグ)とも呼ばれる概日リズム睡眠障害の1つです。
睡眠障害と聞くとちょっと怖く感じてしまうかもしれませんが、時差ぼけの原因は下記の通りで、海外旅行に行くと誰でも起こる可能性があるものです。
時差症候群(時差ぼけ)は、4~5時間以上時差のある地域へジェット機で高速移動した時に、出発地の時刻(明暗周期)に同調していた体内時計が到着地の時刻(明暗周期)と大きくずれてしまうために起こります。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」
日本は極東の国なので、旅行先として人気の国との時差が大きく、ヨーロッパの国々で約8時間、アメリカ合衆国では約12時間あります。
ここまで時差が大きいと、時差ぼけがかなり起こりやすいので対策は必要ですよね。
一方で、近年では中国や韓国、タイといった東アジアなど近隣の国への旅行者も増えています。
東アジアの国であれば、1-2時間の時差なので、時差ぼけの心配はほとんどありません。
飛行機で過ごす時間も国内旅行と大差のない国も多いので、身体に負担もかからず気軽に行くことができます。
日本とモルディブの時差は4時間で移動時間は最短で約12時間
モルディブはインド洋に浮かぶ島で、日本からは直行便が運航していません。
経由地としてはシンガポールが多いですが、ドバイやスリランカを経由する便もあります。
西方向へ時差4時間というと、昼の12時から飛行機に乗って12時間後に到着すると、現地は夜の8時というイメージです。1日が4時間長くなるという言い方もできます。
先ほども紹介した通り、身体の明暗周期が乱れることが原因で起こる時差ぼけですが、西方向への旅行であれば、以下のような症状が予想されます。
- 眠気を感じやすくなってしまう。
- 倦怠感を感じるようになる。
- 食欲がなくなる。
- 頭痛もしくは頭が重く感じる。
4時間という時差は、ちょうど時差ぼけが発生し得る時間の長さです。
例えば、普段、深夜12時に寝ている人が明け方の4時まで起きていようと思うと、途中で眠たくなりそうですし、毎朝7時に起きていた人が昼の11時まで寝ると考えると寝すぎたように感じるといったイメージです。
これを本当にモルディブ旅行中にやってしまうと、朝の11時まで寝てしまったり、頑張って起きても頭がぼーっとした状態で過ごしてしまったりと行った可能性もあります。
せっかくのモルディブの清々しい朝を睡眠で過ごすのはもったいないですよね。
モルディブ滞在中にいい思い出をたくさん残すためにも、時差ぼけの対策をして旅行を思いっきり楽しみましょう。
時差ぼけしたくない方にはシンガポール経由の飛行機がおすすめ
日本からモルディブへ行ける航空会社は、スリランカ航空、シンガポール航空、エミレーツ航空などがありますが、どれも直行便がないため、どこかの国に経由地として滞留する時間が生まれます。
スムーズに乗り継ぎができれば、日本出国から12時間ほどでモルディブに到着しますが、便によっては経由地での滞留時間が8時間前後になることもあります。
経由地で過ごす間はなかなかゆっくりと休むことも難しい場合もあります。経由地も観光してからモルディブに行きたい人以外は、時差ぼけ対策のためにもスムーズな乗り継ぎができる便がおすすめです。
どこを経由してモルディブに行くのが良いかは旅行プラン次第です。以下に経由地の一例と、日本の時差、モルディブの時差をまとめていますので参考にしてみてください。
経由地 | 日本と経由地との時差 | モルディブと経由地との時差 |
シンガポール | 日本より1時間遅い | モルディブより3時間早い |
ドバイ | 日本より5時間遅い | モルディブより1時間遅い |
スリランカ | 日本より3時間30分遅い | モルディブより30分早い |
タイ | 日本より2時間遅い | モルディブより2時間早い |
経由地がドバイの場合は、モルディブの西側に通り過ぎてから少し東側に戻ることになります。
この通り過ぎた分だけ日本との時差が大きくなるので、時差ぼけを防ぎたい方はドバイ経由以外のルートを選択した方が良いでしょう。
シンガポール、スリランカ、タイの場合は日本から西側に少し進んで、モルディブと日本の間に経由するイメージです。
この3か所は大きな違いはありません。筆者としては空港の清潔さからシンガポール経由の便がおすすめですが、経由地と乗り換えのスムーズさから選んでいただくこともおすすめです。
モルディブの情報だけでなく、経由地の情報や滞留時間なども確認してより快適なモルディブ旅行を楽しみましょう。
まとめ
今回はモルディブ旅行で気になる時差ぼけについて解説しました。
時差ぼけは、一般的には旅行前から生活のサイクルを旅行先に合わせることが効果的な対策と言われていますが、普段の生活より4時間遅いリズムにするとなると、旅行前が大変ですよね。
モルディブは日本との時差の4時間は、経由地の滞留時間を短くするなど、効率よく移動できるようにすれば時差ぼけの症状を最小限に抑えることも可能です。
シンガポールを経由地とする便、または乗り継ぎの時間が短い便を選択するなど、ご自身の状況にあった航空会社などを選んで、モルディブを満喫できる旅行プランを計画してください。