モルディブの公用語とは?英語は通じる?
海外旅行に行きたい!となって、気になることのひとつに言語があるかと思います。
今回は、モルディブの公用語、特に英語は通じるのか?について、モルディブの歴史にも簡単に触れながら紹介していきます。
昔どこかの国の植民地になっていれば、公用語も領主国の言語になることもあります。
ブラジル語やメキシコ語がないように、独自の言語をもつのでしょうか。
また、観光地であれば公用語だけでなく英語が通じたりします。
モルディブでも英語は通じるのでしょうか。
目次
モルディブの公用語はディベヒ語
結論から言うと、モルディブの公用語は「ディベヒ語」と言うそうです。
そもそも、「ディベヒ語」という言葉があるのを初めて聞く人も多いのではないでしょうか?
モルディブと諸外国との関わりの歴史をざっくりと説明すると、1558~1573年にポルトガルに支配され、17世紀にはオランダによって間接統治され、1887年にイギリスの保護領となり、1965年に独立し国連に加盟しました。
モルディブはちょうどインド洋の商人たちの通り道となり、世界中から来る船乗りたちはこの島で休息をとることが多かったそうです。そのまま住み着く者もいて、様々な事情が重なり合って社会やモルディブ人の遺伝子プールを作り上げてきました。
また、モルディブ人自身も旅をし、他言語が流れ込んだと考えられています。
18世紀にインドの大学で教育を受けたモルディブ人がウルドゥー語とヒンディー語を持ち込み、19世紀にはイギリスより英語が入ってきました。
ディベヒ語の話者数については詳しい文献が見当たりませんでしたが、モルディブ周辺のミニコイ諸島でも使われているんだとか。
日本にいながらディベヒ語を学ぶことが可能なのか、ネットでいろいろと探してみましたが、英会話塾のようなところもなく、学習用のテキストなどもほとんど見当たりませんでした。
naomi_ge_kotariさんのブログで「ディベヒ語学習ノート」が紹介されていました。
https://ameblo.jp/dhivehi/entry-11426115803.html
勉強しようと思っても、なかなか学べる機会がない言葉もあるんですね。
ディベヒ語の日常会話で使えるフレーズをいくつか探したところ、見つけることができましたので、記事の最後で紹介しています。
モルディブはディベヒ語だけでなく英語も通じるのか?
モルディブの公用語について見てきましたが、会話や読み書きができるようになるにはそれなりの労力と時間が必要になってくるかと思います。
私たち日本人にとってより馴染みのある英語を使うことができれば、言語のハードルが下がりますよね。
モルディブの経済の基盤の1つが観光であり、2018年の観光客は148万人で、多い順に中国(28.3万人)、ドイツ(11.7万人)、英国(11.4万人)だそうです(日本は4.2万人、第9位)。
実際、世界各国から訪れる観光客とコミュニケーションをとるため、英語を話せる力が必要で、ホテルの従業員も多国籍で英語が共通言語になっているそうです。
そもそも英語は幼いころから学校で幅広く学ばれ、話されているため、多くのモルディブ人が使っており、道路標識や飲食店のメニューにも英語が表記されています。
さすが、英語を実用レベルで使用している世界人口が15億人なだけあって、英語はほぼ万国共通語ですね。
しかし、英語が苦手で話せないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におすすめの「日本人スタッフ・日本語が話せるスタッフがいるホテル」を紹介している記事がありましたので、ぜひご参考にしてみてください。
ツバサさん ツナグ旅
『モルディブ旅行で英語は必要?日本人&日本語対応スタッフのホテルは?』 https://tsunagutabi.com/travel-abroad-maldives-english/#toc1
ディベヒ語の日常会話のフレーズ
何気ない日常会話の中で、現地の言葉でコミュニケーションがとれると、話しかけた方も話しかけられた方も嬉しくなるものではないでしょうか。
私自身も、外国の方に道を聞かれて答えた際に、「アリガトウゴザイマス」といった片言の日本語であったとしても、なんだか良かったなと思えます。
ぜひ、現地の方々とコミュニケーションをとりながら、より素晴らしい旅になるように、ディベヒ語の日常会話で使えるフレーズをご紹介します。
~あいさつ編~
・ありがとう:シュークリア
・おはよう:ランガルヘドゥネ
・こんばんは:ランガルハビール
・調子はどうですか?:ハールキヒネ?
・元気だよ:ランガル
・調子が悪いんだ:サカラ
・どういたしまして:マルハバー
・ごめんなさい:マーフクレイ
~尋ねるとき、尋ねられたとき~
・あなたの名前は何ですか?:カレーゲーナマキー コバ?
・私の名前は〇〇です:アハレン ナマキーゲー 〇〇
・いくらですか?:キハーワレ?
・何時ですか?:キハーイラク?
・いつですか?:コンイラク?
・どこにある(いる)?:コバ?
・知ってるよ:エンゲ―
・知らない:ネンゲー
・はい:アーン
・いいえ:ヌーン
~お願いしたいとき~
・〇〇が欲しいです:〇〇ゲネスティ
・急いで!:アワスクレー
・待ってよ!:マドゥクレー
・大丈夫だよ:マッサラネティ
・大丈夫じゃないよ:マッサラティベ
~イスラム教徒同士がよく使うフレーズ(おまけ)~
・あなた方の上に平和がありますように:アッサラーム アライクム
・あなた方の上にも平和がありますように(返答):ワ アライクム アッサラーム
【最終段落(まとめ)】
非常に簡単ではありますが、単語だけでも知っておくと使える場面はたくさんあるのではないでしょうか?
以上がモルディブの公用語についてと、英語は通じるのか?についてでした。
モルディブにおいて、言語の壁は他の外国の観光地と大きく変わりません。
むしろ、セレブも多く訪れる土地だからこそ、ホテルなどのサービスの質も高いのではないでしょうか。