モルディブ旅行で気を付けるべきポイントは?モルディブの治安について解説!
海外旅行に行こう!と思い立った時に、旅先の治安って気になりますよね。日本は世界でも有数の治安が良い国で、普通に街を歩いていて犯罪被害に遭遇する確率は高くありません。
日本が安全な国だからこそ、海外旅行をした際に現地の治安に驚くだけでなく、防犯対策が甘くカモにされてしまうような事例もあります。
こちらの記事では、モルディブの治安や、旅行の際におすすめの防犯対策について紹介していきます。
モルディブは安全?現地の治安を解説!
モルディブの治安は、基本的には良好です。狭い島国で発達した社会のためか人付き合いが大切にされていて、現地民の多いマレ島では、決まった店に買い物に行くようにすると顔を覚えてもらえたりします。
観光客が巻き込まれた過去の事件で言うと、2007年のスルタン公園爆発事件(日本人2名、英国人2名、中国人8名負傷)、2020年2月には外国人3名が鋭利な凶器で刺され負傷した事件があります。同じく2020年の4月には、救急艇、警察及び島評議会のスピードボート複数が炎上し、イスラム過激組織ISISが犯行声明を発出する事件が発生しています。
取り上げた事件は、3つともイスラム教信者の中でも過激派と呼ばれる集団が引き起こしているもので、被害者が無差別に選ばれたものです。
事件の発生頻度だけ見ると、数年に1回程度の頻度のため危険とまでは言えません。しかし、全ての件に共通している、犯人がイスラム教の過激派集団という部分は注意が必要で、多神教の日本人が思っているよりも神様への崇拝が非常に重要視されます。
旅行の際はイスラム教や神様に関する失言をしないように、言動には注意を払うようにしましょう。
旅行の際に注意すべき地域
上述の通り、基本的には大きな傷害事件に外国人が巻き込まれることはありません。特に、リゾートは島を丸ごと運営会社が利用していることが多いため、周りにいる人も海外旅行を楽しむお客さんか、リゾートの従業員ばかりです。
一方で、マレ市を始めとしたマレ人の居住地区では、一部危険な地域もあります。有名な地域で言うと、マレ島東部の人工浜周辺では若者や失業者が集まって違法薬物の密売がされていた例が挙げられます。マレ島で滞在する際は注意しましょう。
万が一事件に巻き込まれてしまった際に、旅行者の安全を確認してくれるシステムもあります。「たびレジ」というシステムで、外務省が提供しているサービスなので、こちらのサービスも必ず登録しておきましょう。
(外務省 たびレジ)
海外旅行の基本的な防犯対策
上記の危険といわれている地域以外でも、海外旅行の際には必ずするべき防犯対策があります。イギリスの『エコノミスト』誌によると、日本は世界で9番目に平和な国だそうで、そんな平和の国での普通の対策では多くの諸外国において犯罪の標的になる可能性が高いからです。
具体的に推奨される防犯対策は下記の通りです。
- 見える位置に財布などの貴重品を所持しない
- 大金を一度に所持しない
- かばんは肩にかけるタイプか腰に巻き付けるタイプにする
- 荷物から目を離さない
- 部屋のドアや窓には必ずカギをかける
海外旅行で良く聞く犯罪が、ひったくりや置き引きです。持ち物を簡単にとられないような工夫と、万が一取られた時に被害が少なく済むように貴重品は取られやすい場所に所持しないようにしましょう。
また、空港などの不特定多数の人が行き交う場所で荷物から目を離す行為も危険です。ふとした瞬間に荷物を奪われてしまい、せっかくの旅行の思い出が一気に最悪のエピソードに変わってしまいます。
せっかくの旅行をいい思い出にするためにも、最低限の防犯対策を心がけましょう。
まとめ
モルディブは大規模な事件の発生件数が少なく、比較的安全な国です。しかし、旅行の際には気を付けるべき最低限のポイントがあるため、事前の対策準備はしっかりして行きましょう。マレ島等、現地民が住む地域では一部危険な地域も存在します。危険地域の情報をしっかり収集しておくべきですし、万が一危険な事件に巻き込まれたときのために、外務省のたびレジにはあらかじめ登録してから旅行に行くようにしましょう。