モルディブの首都マレってどんなところ?

この記事では、モルディブに旅行される方や移住を検討されている方向けに、モルディブの首都 マレ の紹介をしています。

マレとはどんな都市なのか、観光地はどのようになっているのでしょうか


首都マレ全体が写る上空からの写真
(出典:モルジブ(マーレ・中国の一帯一路)

モルディブの首都 マレ とは?

モルディブの首都 マレ は、約6.8平方キロメートルの土地面積に約15万人が暮らしている都市です。ただし、その面積の多くはマレ島につながっている他の島に依存していて、最大の島はマレ島ではなく人口密度問題を解決するために作られた人工島の「フルマーレ」(約4 平方キロメートル )。

人工島による面積の増築が施される前は、世界で最も人口密度の高い都市の一つとされていて、2014年時点では1.7 平方キロメートル の面積に約13万人が住んでいたみたいです。(東京ドームの面積に約3,700人が暮らしてるイメージ)

2014年当時、マレを生活の拠点にしていましたが、リゾートというよりは現地の暮らしや文化に興味がある方向けの街かなという印象。歩いて約1時間で島の外周をぐるっと一周できてしまうぐらいの広さなので、観光に訪れる際も半日ぐらいあれば一通り堪能できてしまいます。

航空写真なんかでビル群が映されているのも、このマレ島の部分。

首都マレの建物が密集していることが分かる上空からの写真
(出典:文春オンライン

マレ国際空港は別の島、選べる移動方法!

マレ国際空港はヴェラナ国際空港とも呼ばれ、モルディブ唯一の国際空港です。
羽田空港や中部国際空港、関西国際空港などのように、マレ国際空港も島まるごと空港になっています。

空港のあるフルレ島から、首都のマレ島への移動手段は非常にシンプルで、フェリーもしくはバスやタクシーで橋を渡っての移動があります。
フェリーも約10分毎に出航しているので、乗り遅れてもそこまで大きく時間に遅れる心配はありません。
ただし、徒歩では渡ることが出来ません。

フェリーは現地で「ドーニ」と呼ばれ、運賃は片道US1$もしくは10ルフィアです。

青い空と海に浮かぶ小型フェリーと乗り場の写真

モルディブの首都 マレ のホテルやおすすめの観光スポットについて

モルディブは島々にそれぞれのリゾートがサービスを提供している、1島1リゾートとなっており、首都のマレからスピードボートもしくは水上飛行機での移動が必要になってきます。
ただ、マレ国際空港への到着が深夜だったりすると、すぐに目的地に向けて出発ができない場合もあります。
また帰国の際に、リゾートからマレへの移動と、マレ国際空港からのフライトの時間が空く場合もあります。
そんな時はマレに宿泊したり、マレで数時間する時間が出来たりしまが、マレに観光地はホテルはあるのでしょうか?

結論から言うと、ホテルはたくさんありますし、観光できる場所もあります。

マレのホテル選びについて、時間調整で滞在の場合はほかの海外ホテルを選ぶ際と同じポイントを押さえながら選べばよいのではないでしょうか。
水上コテージが代表的な「リゾートホテル」の選び方については、まとめた記事がありますのでそちらをご確認ください。

観光地については以下にまとめました!

  • 国立博物館

モルディブの歴史や文化に関わるさまざまな資料が保護・展示されている博物館。
かつて、仏教国だったモルディブがイスラム教に改宗したことを彫刻した木片や、紀元前から10世紀ごろまでの武器や日用品、イスラム王朝の君主が使っていた豪華な調度品などを見ることができます。

  • 旧大統領官邸 (マリアージェ)

マーレでも数少ない、植民地時代の建築様式で建てられた前大統領官邸です。
1913年にスルタン モハメド・シャムスディーン3世が息子のために建てた邸宅跡で、隣国スリランカと当時植民地支配していたイギリスの影響を受けたコロニアルスタイルの建物が特徴です。
残念ながら、施設内に入ることができないため、外観のみ見ることができます。

  • イスラミック・センター

伝統的モルディブ文化とイスラム教の概念が融合した近代的な施設で、黄金のドームはマーレのシンボルで、イスラミック・センターはモルディブ最大のモスクです。
モルディブ最大のモスクのほかにイスラム図書館、オフィスや会議室などが併設されていて、5,000以上の人を収容できる広さがあります。
イスラム教徒以外の人でも、午前中に限り内部を見学することが可能な日もありますが、露出の少ない服であることが条件です。

  • STOトレードセンター

ローカル食材やお土産まで揃うショッピングセンター「STOトレードセンター」
スーパーマーケットやカフェなどが入っており、モルディブのローカルお菓子や魚フレークなどの食料品から、雑貨をはじめとしたお土産まで、さまざまなものが手に入ります。大人数用の土産を買うならここがおすすめです。

  • チャアンダニ― マグ

ナサンドラ桟橋から南に延びる、国立博物館やイスラミック・センターのすぐ西にある「チャアンダニー マグ」は通り沿いにお土産屋が並ぶ、スーパーマーケットもある買い物スポットです。
モルディブのお土産探しは、この通りから始めてみによう。

100メートルの間に土産店がひしめき合い、アジア雑貨やハンディクラフトなどの民芸品、貝殻で作られた装飾品が店内に所狭しと並べられています。

また、モルディブは良質なダイビング機材やサーフボード、釣具、シュノーケルグッズがとても安く手に入ることで有名で、MaresやScubaproなどのダイビングブランドも日本の半額以下の安さで手に入ります。

  • 魚市場

魚市場はSTOトレードセンターのすぐ裏にあります。
モルディブの魚介類の消費量は世界で1位ともいわれており、ほとんどの食事でマグロやカツオが食べられています。
モルディブ人の胃袋を支える魚市場の活気のピークは午後で、午前中に水揚げされた新鮮な魚が並び、モルディブ人の日常を見るなら魚市場がおすすめ。
午前中は魚市場の向かいの船着場で魚の積み下ろしをしている光景を見ることができます。
カツオやマグロなどの大型魚から、バラクーダやツバメウオやナポレオンフィッシュなど、日本人には馴染みがなく驚いてしまう、モルディブならではの魚まで売られています。
買った魚は市場のおじさんが手際よくさばいてくれ、包丁さばきは圧巻で、魚は買えずとも見て楽しむことができるでしょう。

マレの北部に観光地が集中していることを表すGooglemap

イスラム教国であるモルディブの首都 マレ の生活とは?

路上マーケットでフルールを売る情勢の後ろ姿の写真

マレの生活で一番の驚きは、魚の消費量でした。
実は、モルディブは「世界主要国の魚介類の1人あたり年間消費量」において、圧倒的No.1なんだとか。日本も、世界的にみると1人あたり魚介類の消費量が多い国ですが、モルディブはそんな日本の約2倍の消費量を誇っています。

もう一つ驚いたことが酒類の禁止。
イスラム教が信仰されているモルディブでは、基本的に酒類を飲むのは禁止。飲めるのは旅行者だけで、飲む場所もリゾート施設等に限定されています。特に、マレではお酒の規制が厳しく、例え旅行者でも基本的にマレでお酒を飲む事は出来ません。

魚が苦手な人や、お酒が大好きな人は、マレでの居住や長期旅行は大変かもしれませんね(笑)生活の様子は、タイやベトナムのような東南アジアの感覚が近いかもしれません。(屋台や魚市場のイメージ)ただ、マレは空港から直結している島で、モルディブの玄関ともいえる場所のため、観光客も多くて行き交う人の様子は様々です。

マレは個人的には生活拠点という印象の島ですが、マレ以外の島に遊びに行けば、リゾートもアクティビティもたくさん楽しめるので、海が好きな方には良い環境と言えるでしょう。

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